面接では、転職理由を必ず聞かれますので、しっかりと準備しましょう。なぜ、転職理由を聞くのか、それは『すぐにやめてしまうのではないか？』とリスクを確認するためです。転職する理由はいろいろとありますが、面接担当者を納得させる内容を答えましょう。

応募者が伝えるべきことは？

①整理して考えを深めよう
例えば土日の休みが取れなく退職を考えている場合は、転職を決意したきっかけにすぎません。 転職理由の考え方は、「嫌だな」と思う不満をまず「～したい！ 」というポジティブな言葉に変えることです。 そしてポジティブな言葉に自分が優先したい順位をつけていきましょう。 自分の考えを整理することで、実は「土日の休みが取れない」の不満はただの転職動機で「平日にしっかりと働ける仕事がしたい」という転職理由が見つかるかもしれません。

②不満を隠さない
面接官はネガティブな人を嫌がります。そのため、面接の際は、前職の不満をぶちまける転職理由を語ることはやめましょう。 しかし不満があること自体を隠し、偽りのポジティブな言葉で転職理由を覆い隠すのは面接担当にばれてしまいます。 転職理由は不満でしかないと考える人は多いかもしれませんが、その大半の人は転職しようと思ったきっかけと理由を混同している可能性が高いのです。

面接担当が気にしているのはここ！

面接担当は応募者の答えから「この人は長く働いてくれるのか」を確認しています。 例えば、短期間に転職を何度もしている人には「すぐ辞めてしまうのではないか？ 」 前職に対して不満を抱いている人には「同じ不満を当社でも感じてしまうのではないか？ 」などと懸念します。 絶対やってはいけないことは、転職面接で前職への不満点を伝えることです。

面接担当は「前職に少なからず不満点があるもの」とは理解していますが、不満だけを口にしている人は敬遠します。 退職理由と志望理由が矛盾している人には必ず不安を感じています。 例えば「残業が嫌で退職した」と話した人が、「稼ぐためには夜勤をしても大丈夫で」」と答えた場合、 面接官は「この人は嘘をついているのではないか？ 」と思ってしまいます。そうなると合格は難しくなるでしょう。 初めから、疑いの目で質問をしてくる面接担当もいますので、転職理由については説得力のある回答を用意しましょう。

最後に

多くの転職者が、転職理由と転職動機を混同しています。 自分が嫌だと思っていることをポジティブな理由で語ることが重要です。 相手を納得させる理由をしっかり考えて、伝えましょう。